病院内の案内表示システム

病院内の案内表示システム

今回は、病院内で患者サービスの一つとして当たり前になりつつある
ディスプレイ上で患者様の番号を表示し、患者様を呼び出す案内表示システム(診察・会計・投薬)の詳細について紹介します。

各表示システムについて

案内表示システムには診察・会計・投薬の3種類があります。

診察案内表示システム
診察待合室などで患者様の診察順番が確認できるサービス

会計案内表示システム
会計窓口の待合室で患者様の会計順番が確認できるサービス

投薬案内表示システム
院内処方箋窓口で患者様のお薬のできる順番を確認できるサービス

シチュエーションに合わせて大きく読みやすい番号表示で、静かな待合室とスムーズなご案内を提供できます。案内表示システムは混雑の緩和に効果絶大です。

システム概要と機能他

概要 (会計案内表示システムの場合の一例)

会計案内表示システムは、以下の機器で構成されています。

1.患者向け案内表示モニタ(プラズマディスプレイや液晶モニタ)
2.ディスプレイコントローラ
3.表示制御PC(タッチパネルや液晶など)

・患者様は、事前に配布された会計番号札の番号が表示モニタに番号が表示されるまで、お待ちいただきます
・職員様にて計算が終了したら、該当患者の会計番号が表示モニタに自動的に表示されます
・患者様は自動精算機(又は会計窓口)にて会計を行います
・自動精算機(又は会計窓口)にて入金処理後、表示モニタに表示されている番号が自動的に消去します
(ランダム番号表示方式の場合のみ ※ホストシステムによる)

機能

・モニタ表示の四分割画面により、総合的な案内が可能です
・プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、小型ディスプレイなどへの表示が可能です
・オンラインおよびオフラインの双方に対応しています
・表示方法と内容は病院様との打ち合わせにより、カスタマイズが可能です
・メッセージ表示やコメント表示の機能が備わっています
・表示色を選択することができます
・大きくて読みやすい番号表示が特徴です
・呼び出し時にはチャイム音や音声による呼び出しも対応可能です

番号発券機

番号発券機との連動により、多様な用途での効率化を図っています。

・会計待ちの会計番号札発券機として利用可能です
・予約患者および再来受付患者の受付機/到着確認機として利用可能です
・薬待ちの薬番号札発券機として利用可能です
・初診手続きや書類発行などの順番待ち番号札発券機として利用可能です

その他

運用や患者様導線を考慮したレイアウトからコントローラやモニタの設置までを検討し、モニタの大きさも効率化を重視して各機器を配置します。
診察案内では、運用に合わせて患者様を中待合室へ誘導する中待ち表示も取り揃えております。 
その他にも機器と連動させた運用により、更なる効率化が図れます。

患者様・病院様のメリットは

患者様サイド

・順番待ちのイライラから開放され、ゆとりが生まれます
・名前呼出しの聞き逃しを気にせずに、トイレなどの離席が可能になります
・番号表示で名前を呼ばない為、プライバシーが守られます
・同姓同名の方による呼び出し間違いや、聞き間違いが無くなります
耳の不自由な方でも安心してお待ち頂けます
色覚異常の方でも見やすい画面となっております

ニュースやインフォメーション、動画を同時にお楽しみいただけます

病院様サイド

・番号表示によりプライバシーの侵害に反しない名前呼出しの無い静かな待合ロビーが実現できます
・患者様からの問い合わせが減少し、本業に専念できます
・掲示板機能を利用して患者様に対しての情報発信ができます
カラーユニバーサルデザイン対応画面でサービスの向上に繋がります

4分割画面では待合番号表示以外のコンテンツで患者様を退屈させません

Sma-pa DISPLAYとの連携

Sma-pa DISPLAYは、Sma-pa SOLUTIONのサービス機能のひとつで、案内表示システムと連動して、スマートフォンアプリで情報を確認できるサービスを提供しています。


・このアプリは、病院での待ち時間をより快適にするためのものです
・病院外来での待合番号モニター情報(呼出中番号・まもなく呼出番号など)を、お手持ちのスマートフォンやタブレット端末で確認できます
・「病院待合番号」アプリをスマートフォンやタブレット端末にインストールするだけで、すぐにご利用いただけます
・病院内外を問わず、待ち状況を確認することができます。(情報は随時更新)(待合室の混雑を避けて病院の外で待機することも可能です)
・さらに、プッシュ通知により、番号が呼び出されたことを確認できます
・メールアドレスなどの個人情報の登録は一切必要ありません
・会計待合表示番号の表示も可能です(オプション)
・感染対策にも寄与します

まとめ

ALMEXは自動精算機メーカーとして、会計表示システムを開発し、これを自動精算機と連動させてきました。
ここから案内表示システムの歴史が始まり、病院様との連携により、患者導線目線から効率化を図ってきました。


今後、案内表示システムはより一層の効率化が求められ、ひと目でわかる番号表示の見やすさだけでなく、いろいろな機器との連動やスマートフォンとの連携が不可欠となります。
これにより、よりスムーズな運用が可能となるでしょう。
ALMEXはこれからもこのような効率化運用のお手伝いを続けていきます。


ALMEXでは案内表示システムに関する相談を随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

<執筆者プロフィール>
・執筆者:内田浩樹
・所属:株式会社アルメックス 構造改革本部 企画部
・経歴:
株式会社アルメックスに新卒で入社、入社24年目。入社後の最初の3年間は営業部門で働き、その後新製品導入チームに異動し、10年間開発部門に在籍しました。その経験を通じて会計や会社の仕組みに興味を持ち、経営企画に転身し、7年間の経験を積みました。現在は、新しい取り組みやアルメックスのデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を担当する構造改革本部で、自社利用システムの導入と運用管理に携わっています。
・保有資格:
マーケティングビジネス実務検定B級、簿記2級、第2種電気工事士、普通自動車免許、防災士など

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