トップメッセージ

未来志向のソリューションをお客さま視点で創出する
テクノホスピタリティの実践ステージへ

事業活動の根底にある大切な理念

株式会社アルメックスは、「テクノホスピタリティ(TECHNO-HOSPITALITY)を世界へ」を理念に掲げ、有形無形のソリューションを提供しています。
テクノホスピタリティは、最先端のテクノロジーと最善のおもてなしから生まれるホスピタリティの高度な掛け合わせにより、お客さまと、その先にいるエンドユーザーさまのニーズを満たすプロダクツやサービスを提供することを意味します。私たちの事業は、製品やサービスの企画から組織変革に至る全ての取り組みでテクノホスピタリティを根幹としています。

未来志向のソリューションをお客さま視点で創出するテクノホスピタリティの実践ステージへ

実績が裏打ちする信頼性の高いソリューション

私たちの主軸事業は、ホテルや旅館などの宿泊施設や、病院、クリニックや薬局など医療機関に向けた自動精算機の開発と提供で、この分野において市場トップシェアを持ちます。また、現金から各種キャッシュレスにわたる精算業務を起点として受付や案内設備及び利用者管理のシステムと、その業務に付帯する各種ソフトウェアの提供も事業領域とし、これらの連携によって業務の効率化と改善を可能とするトータルソリューションとしての価値を高めています。

私たちの自動精算機事業はレジャーホテルなどにおける非対面ニーズの獲得を見据えて1983年にスタートしました。以来、最新技術を用いた小型化や機能の拡張によって進化を続け、現在では宿泊施設と医療機関を中心に導入が増えています。

とくにコロナ禍以降は集客施設における非対面・非接触ニーズが高まり、自動精算のソリューション価値があらためて認識されることとなりました。先見性のある技術を取り入れたソリューション開発が私たちの強みの1つです。
また、自動精算機をはじめとする各種製品のサプライチェーンでは、国内のみならず海外メーカーをもパートナーとし、お客さまが求める製品をリーズナブルな価格でタイムリーに提供するファブレスの事業モデルを強みとしています。

成長市場のニーズに応える

事業領域の面では、私たちが軸足を置く宿泊施設と医療機関は中長期的な成長が見込めます。

インバウンド獲得を含む観光立国は日本の成長戦略の1つあり、宿泊施設はそのための重要なインフラです。私たちの役割は、宿泊施設向けのソリューション提供を通じた豊富なノウハウと、カスタマイズによって宿泊施設の多様なニーズに応えてきた実績を生かし、観光立国の実現に貢献することだと認識しています。

宿泊施設に向けては、精算業務の自動化によって業務効率化や収益性向上を支援するのみならず、近年の大きな潮流であるクレジットカードやQRコード対応によるキャッシュレス化、インバウンド獲得のための多言語対応、人手不足時代の省人化のニーズを敏感に捉え、きめ細かなカスタマイズを行っています。また、ユーザーに向けては、予約から精算までの一連の手続きをワンストップで行える環境を提供し、旅マエ、旅ナカ、旅アトの全てのシーンで快適かつシームレスな旅行体験を支えています。

医療機関のDX推進を支える

医療分野では、類を見ない高齢化社会を背景として、患者さまの利用環境の向上と医療従事者さまの負担軽減に資するデジタル化やDXの推進が求められています。これらの課題の解決に貢献することも私たちの大きな役割です。

自動精算のソリューションは、医療機関にとっては受付業務や出入金管理の効率化をもたらし、患者さまには受付の簡素化による待ち時間の短縮や院内感染リスクの軽減といったメリットをもたらします。

私たちはすでに国内2,000の医療機関に自動精算のソリューションを提供していますが、今後はクリニックや動物病院など関連事業者さまへの導入にも力を入れていきます。また、診察券のデジタル化や、マイナンバーカードでの受付にも対応する新たな製品を提案し、医療サービスのDX推進を支えて参ります。

グループ力を生かして新たな市場開拓にも注力

私たちの自動精算のソリューションは、ゴルフ場、飲食店、レジャー施設など、多くの業種でも注目され、導入事例が増えています。これらは私たちの新たな事業機会であり、非対面・非接触対応、業務効率化、シームレスな体験の提供といった価値を提供できる市場です。

各市場とのつながりという点では、私たちは株式会社USEN-NEXT HOLDINGSの中核グループ会社であり、グループ内ネットワークを通じて店舗BGMサービスの提供先である店舗や施設のニーズを掘り起こしていくことができます。これも私たちの強みの1つで、市場シェアのさらなる拡大に結びつく優位性です。

刷新と変革でソリューションの価値を高め続ける

人口減少による労働力不足の問題は、宿泊施設、医療機関、飲食店や集客施設など全てに共通するもので、業務効率化や省人化のニーズはこれからますます加速するだろうと予測できます。DXの実践と生成AIなど新たなテクノロジーの活用も、今後は経営課題としての重要性を増していくはずです。このような変化を的確に捉え、ソリューションの価値を高めていくことが私たちの使命です。

また、私たちのソリューションは、人が担ってきた業務を機械に置き換えるだけでなく、人にしかできない「おもてなし」に携わる環境づくりを推進します。経営では事業アイデアを生み出すことがその一例で、集客施設などでは従業員と利用者との接点が生み出す幸福感や感謝がお客さまの事業の高付加価値化につながります。

これはまさに私たちが目指すテクノホスピタリティの実践です。未来に向けたお客さまのサステナブルな成長を支えるために、私たちは常にお客さまとユーザーの視点に立ち、絶え間ない努力と挑戦を続けていきます。

代表取締役社長 坪井 将之