自動精算機導入で新たな付加価値を。診療終了後の会計時間もクリニックのサービス

自動精算機導入で新たな付加価値を。診療終了後の会計時間もクリニックのサービス

医療法人社団育心会 理事長 三井 俊賢様

導入製品を見る

医療法人社団育心会 ミューザ川崎こどもクリニック様について

法人概要及び目指す医療やコンセプトについて教えてください。

育心会は「専門性の高い医療をもっと身近に」を使命に掲げ、小児科+αの特徴のあるクリニックを目指しています。「全ては子供の笑顔のために」を理念のもと、社会貢献と永続性の2つを保てる運営を重視しており、患者さまと社会のニーズに応えて、常にクリニックとして求められている以上の新たな付加価値を創造して行きたいと考えています。

クリニックとして新たな付加価値を提案するため、医療DXを活用し、医療従事者は自分たちにしかできない専門的な業務や、患者さまとのコミュニケーションに力を注ぐべきと考えています。患者さまとスタッフとのコミュニケーションを増やすことで、なによりも患者さまや社会のニーズを知ることができるからです。育心会は医療機関志向ではなく、社会に求められる医療機関を目標としています。

受付回りのDX化の需要が高まってきていますが、今回先生がセミセルフレジ導入を検討された経緯を教えてください。

従来より別の自動精算機は活用しておりましたが、現金支払いのみの対応機器であったため、クレジットカード精算は受付窓口にて操作を行うオペレーションが必要でした。クリニックの受付では、窓口での応対内容が多岐に渡るため、現金対応のみの自動精算機を扱っていると、受付の業務量が膨大です。患者さまへのご応対やサービスにも影響を与えるため、窓口業務のスリム化・応対時のサービス向上を目的に、現金以外も対応できる自動精算機の導入を検討しました。

また、会計待ち時間短縮をはじめとした、患者さまのニーズに応えることも、自動精算機導入を検討するきっかけになっています。窓口スペースも限りがあるため、十分な応対が難しい場面もございますが、精算のプロセスを独立させることで、サービス向上へ寄与するものと考えました。

導入経緯とアルメックスの製品について

さまざまなメーカーが機器を提供していますが、アルメックスの製品を選択されたポイントをお聞かせください

「FIT-A」導入以前にも、アルメックス社製の精算機を利用しており、既にサポート体制の充実は実感しておりました。アルメックスは24時間対応してくれるコールセンターが用意されているので、大半のトラブルの解消や問い合わせに関しては、コールセンターへのアクセスで解消しているように思います。問い合わせ時の繋がりにくさもあまり感じていません。

「FIT-A」採用の一番の理由としては、やはり患者さま側の操作感です。画面サイズはもちろん、表示される文字も大きく、非常に見易く使いやすいですね。会計時の患者さまの操作もシンプルなため、スムーズにご利用いただいています。

自動精算機導入において、患者さまの立場からスムーズに会計を済ませられることは、非常に重要であると考えております。多彩な決済ツールに対応できる機能性と、操作のシンプルさの両者を持ち合わせることから「FIT-A」を選定させていただきました。

キャッシュレス機能についてもお聞かせください

近年ではいかなる業態においても、キャッシュレス化が急速に進んでおり、医療機関においても例に漏れないと考えています。患者さまにとってもキャッシュレス機能は従来の「使えると便利」なものから「使えて当たり前」なものへと変化していると思います。


診療を終えた患者さまが気持ち良くお帰りいただく際に、出口でキャッシュレス機能が使えないことに不満を抱かれるのは、クリニックにとって望ましいものではありません。診療終了後の会計時間も、クリニックが患者さまに提供するサービスに含まれると考えておりますので、キャッシュレス機能付きの自動精算機導入に迷いはありませんでした。


「医療機関はインフラ整備などが遅れがち」という声も耳にしておりますので、できることからサービス向上に取り組んでいきたいと思っています。

導入効果について

実際に自動精算機を操作し、運用する中で不安や分からないことはありませんでしたか

スタッフの「FIT-A」利用状況については、導入当初こそ以前の機器との違いや多機能化による若干の戸惑いがありましたが、慣れてくると大きな問題はないと感じています。毎日の診療の中でもいつも活躍してくれていますし、以前の自動精算機よりも便利に感じています。


また、患者さま側の利用状況については、初診の患者さまを含めたほぼすべての患者さまに、スムーズに自動精算機を使用いただいております。
当クリニックは小児科を主体としておりますが、保護者さまからも特に不安や不満の声はお聞きしていません。

毎回の会計処理や締め作業について働き方など実際に変化はありましたか?

スタッフが現金を取り扱う機会が減ったため、人為的ミスの発生リスクが必然的に減少しています。運営面から見ると、レジ締めの金額が合わないことはほとんどないため、大変助かっております。

また毎日の締め作業におきましても、基本的には機械に任せて業務を進められるため、閉院後の業務に携わるスタッフの精神的なストレスの軽減にも貢献していると思います。

「FIT-A」の導入はクリニックの運営面以外にも、スタッフの「目に見えない負担」も、軽減してくれているのではないかと思います。

患者さまの利用状況や反応についてはいかがですか?

「FIT-A」導入によって、カード決済・QRコード決済が可能となったことで、窓口での会計対応は明らかに減ったと実感しています。患者さまのQRコード決済も着実に増えているため、キャッシュレスも対応してくれる自動精算機の利便性を実感しております。また、精算機前で患者さまをお待たせしているという場面を見ることも、以前と比べて少なくなりました。

アルメックスについて

検討時、導入時、導入後のアルメックスの対応についてお聞かせください

育心会では、同時期に複数のクリニックに対して同機種の自動精算機導入を進めさせていただきましたが、担当者様とも密に連絡を取り合うことができ、細やかな内容まで早急にご対応いただけたため、困難や不満を感じたことはありません。導入にあたって特に大きな障害もありませんでした。


クリニックへの導入時においても、事前の運用説明会や、稼働開始日の終日立会いなど、アルメックスの担当者様にはご丁寧に対応いただけました。スタッフからの質問にも的確に答えてくださっていたと思います。

保守対応等につきましては今後もお世話になっていくと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

今後について

今後のデジタル化施策について、お聞かせください

育心会は、患者さまへの貢献はもちろん、スタッフ一人一人が生き生きと活躍し、成長することこそが重要と考えています。

スタッフ側の業務・環境の改善も積極的に考えており、第三者機関が設定するホワイト企業認定でも、非常に高い評価をいただきました。今後もクリニックのDX化を進めることで、スタッフの業務改善を続けて行けたらと思っています。

また1クリニックのみではなく、グループ全体のDX化を進めることで、クリニックの枠を超えた、様々な試みが可能になると考えています。
あらゆる職種・領域・診療科との連携によって診療の幅が広がり、社会に対しても新しい付加価値を創造して行きたいと思っています。

オンラインデモ申し込み