オンライン資格確認「マイナタッチ」導入で院内の安全とスタッフ業務効率化を実現

オンライン資格確認「マイナタッチ」導入で院内の安全とスタッフ業務効率化を実現

日本海総合病院 管理課情報システム係 情報システム主査 佐々木 邦義 様

導入製品を見る

実証実験から実導入に至った経緯を教えてください。

オンライン資格確認については、平成27年に総務省様がマイナンバーカードを健康保険証として利用できるかいなかの実証実験を開始しました。


オンライン資格確認によって最新の保険者情報を取得できるという有用性を理解していたことから、この実験に参加することを決めました。その後、社会保険診療報酬支払基金様からのお声掛けで、令和3年1月からテスト運用を開始しました。

従来は、患者さまが持参した健康保険証の有効期限が切れていた場合や、会社員の方が転職してまだ新規の健康保険証が発行されていない場合は、最新の保険者情報を取得できず、病院側が対応に苦慮したケースが多々ありました。


また病院が毎月、レセプト請求する際に入力間違いがあると支払いを受けられないこともあります。
これらの課題を解決できるということから、オンライン資格確認を導入する決断をしました。

病院さま側の導入メリットを教えてください。

初診の患者さまの受付事務作業が軽減されます。

従来の受付業務では、健康保険証をお預かりし、患者さまの氏名や生年月日、保険証番号などを病院スタッフが入力する手間が発生しています。また、誤入力防止のため別のスタッフがダブルチェックを行っていますので、1件あたり5~6分の時間がかかっていました。

マイナタッチで保険者情報を読み取ると、病院スタッフの入力作業が軽減され、また誤入力もなくなりダブルチェック作業も不要となることから、1件あたり数秒で作業が完了します。

さらに、患者さまをお待たせする時間も短縮できます。
今後、マイナンバーカードの健康保険証利用が浸透すれば、受付事務作業が軽減され、人員の配置転換を含めて全体的な効率化が図ることができると思います。

※写真はマイナタッチ画面をカウンター内から確認できる別売ミラーリング用モニター 詳細はこちら

最後に、日本海総合病院様のご予定や当社へ期待することを教えてください。

現在は、新患受付、救命救急センターの2ヵ所に設置しています。令和3年10月20日からオンライン資格確認の本格運用が開始して、システムや運用上のトラブルもなく安定稼働できているので、令和4年3月末までに全館に全20台を設置する準備を進めています。

さらに、再来受付機がマイナタッチと連携し、1.診察券、2.マイナンバーカード&保険証のいずれも対応できるようになると、より利便性が高まると思います。

導入事例