人手不足解消を目的に、MAXNAVI neo導入へ。

人手不足解消を目的に、MAXNAVI neo導入へ。

株式会社ベビーフェイス 取締役 マーケティングディレクター 田中 美帆 様

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ベビーフェイスプラネッツとは、どのようなお店なのかを教えてください。

ベビーフェイスプラネッツは2019年に40周年を迎えたカフェレストランです。現在は全国85店舗以上、ほとんどの店舗がフランチャイズというかたちで経営を行っています。

“毎日がハレの日”というコンセプトのもと、お客さまが「今日はベビーフェイスプラネッツでごはんを食べたから、いい日になったね」と思っていただけるよう、内装、メニュー、サービスの開発を行ってきました。

こちらの津芸濃店も、バリ風の内装がとてもおしゃれです。内装についてのこだわりを教えてください。

ベビーフェイスプラネッツでは、どの店舗もインドネシアのバリ島をイメージした内装になっています。
開業当初は一般的な洋食屋さんのような雰囲気でしたが、会長がバリ島に行って心からリラックスできる空間を味わい気に入ったことをきっかけに、このようなバリ風の内装で統一するようになりました。

店内に飾ってあるガルーダの置物やなかなか日本では見かけないバリ風のランプシェードなどのインテリアは全て、店舗が新しくできる度に社長が本場に買い付けに行き、特別に職人さんに作っていただいたこだわりの一品ばかりです。

津芸濃店には、どのようなお客さまがいらっしゃいますか?

平日の昼間は、店舗のご近所に住んでいらっしゃる主婦の方が多いですね。お子さま連れにぴったりなフラットタイプのお席もあるので、小さなお子さまを連れて集まってくださっているようです。津芸濃店は24時まで営業しているのですが、夜になるにつれて照明を落としていき、雰囲気も変わります。その雰囲気に合わせてお客さまも若い世代の方やカップルでのご来店が多くなります。

お客さまへのサービスで力を入れていることや、心がけていることを教えてください。

私たちは“笑顔から生まれて、ありがとうで価値になる”という考えで日々サービスを行っており、まずは店舗で働くスタッフを笑顔にすることでチーム一丸となってお客さまを笑顔でお迎えし、お客さまから「ありがとう」という言葉をいただくことで初めて価値が生まれると考えています。なので、新店舗の研修や、どんなに忙しい時でも笑顔を忘れないように指導しており、自然と笑顔が生まれる雰囲気作りを大切にしています。

何と言っても一番のこだわりは食事メニューだと思いますが、ベビーフェイスプラネッツ様のメニューの特長を教えてください。

食事メニューはサイズの違いまで含めると、約300種類。“圧倒的手作り感”を大切に全メニューを手作りで、注文が通ってから作り始め、お客さまに提供しています。もちろん、パスタソースなども1から作っています。


2年に1度、全メニューの見直しを行っているのですが、基本的には前のメニューのままお出しするものは一つもありません。看板メニューである「ふわふわ帽子のオムライス」も、何かしらの改良を加えてご提供しています。お客さまが来店する度に喜びが増していくよう、お料理の味もサービスも常に今日より明日の方が上になるように心がけています。

アルメックスのテーブルトップオーダー端末「MAXNAVI neo」についてお聞きします。導入の経緯を教えてください。

導入した当初の頃は、お客さまとの一番の接点であるオーダーをとるというオペレーションを、本当に機械に任せてしまってもいいのだろうかという不安もありました。しかし、実際に導入してからというものスタッフの負担が減っただけでなく、圧倒的に離職率が下がったのです。

アルメックスの製品を選んだ決め手は、何だったのでしょうか?

一番は、画面を自由にカスタマイズできるところです。私たちがブックメニュー表を作る時に大切にしている“圧倒的手作り感”や雑誌を見ているようなワクワクする感じを出すためには、アルメックスのオーダー端末以外には考えられませんでした。あとは、操作性の良さも気に入っています。私が知る限りでは一番操作性がいいですね。スクロールもさくさくできるので、お客さまも見やすいのではないでしょうか。
また、ベビーフェイスプラネッツでは前々から、すべてのお席でお子さま向けのアニメを見られるようになっていました。この「MAXNAVI neo」でもアニメを再生できるようになっており、お子さま連れのお客さまから好評をいただいています。

「MAXNAVI neo」を導入された効果を、どのように感じていらっしゃいますか?

導入した当初の頃は、お客さまとの一番の接点であるオーダーをとるというオペレーションを、本当に機械に任せてしまってもいいのだろうかという不安もありました。しかし、実際に導入してからというものスタッフの負担が減っただけでなく、圧倒的に離職率が下がったのです。

離職率が下がったのは、なぜでしょうか?

スタッフにとってオーダーをとるというオペレーションは、店舗で働くうえで一番難しい仕事です。300種類以上あるメニューを全て覚えなければいけないという負担もありますし、オーダーミスがあればトラブルにつながりかねません。そんなオペレーションを機械に任せられるようになったことが、離職率が下がった理由なのではないかと思っています。

離職率が下がったこと以外に、何か変化はありましたか?

ベビーフェイスではメニュー数が300種類以上あり、「MAXNAVI neo」を導入する前は、手元のオーダー端末に入力するためのボタンの位置を全て覚えなければいけませんでした。そのため、スタッフの最初の研修はオーダーをとるオペレーションを覚えることに集中してしまい、その他のオペレーションの指導にあまり時間をかけられなかったのです。

それが、オーダーをとるオペレーションを機械に任せられるようになったことで、料理を提供する時やドリンクバーのコーナーでお会いした時、お会計をする時など、その他のお客さまとの接点に力を入れられるようになりました。
スタッフのサービスが向上することでお客さまの満足度も向上し、スタッフも働くことが楽しくなる。私たちのお店では、そんないい循環が生まれています。

お客さまの反応は、いかがでしょうか?

紙のメニューの時から来店してくださっているお客さまは、「オーダーからお料理の提供までがスムーズになった」とおっしゃってくださいますね。「楽しくてずっと見てしまう」という声もよくお聞きしますし、オーダーを決められてからもずっと端末を操作しているお客さまもいらっしゃいます。実績を見てみても、紙のメニューからテーブルオーダー端末に変えたことで、テーブルごとの単価が平均5%アップしています。

平均5%のアップ、素晴らしいです。「MAXNAVI neo」を導入されたことで、なぜ単価がアップしたのでしょう?

これまでは「スタッフさんが忙しそうだから、追加のオーダーはやめておこうか」というお客さまもいらっしゃったと思います。「MAXNAVI neo」なら手軽にいつでもオーダーできるということもあり、オーダー数が増えているようです。
また、最初のオーダーをしてから一定の時間が過ぎるとデザートがおすすめ表示される機能なども便利です。お話に夢中になっているお客さまも、デザートのおすすめ表示を見て「頼もうかな」となってくださっているようです。

アルメックスのサポート体制や担当者については、いかがですか?

「MAXNAVI neo」のメニューは今でこそこのレベルまで来ていますが、導入した当初はここまで完成したものではありませんでした。

メニューを変える度に「こんな風にしたい、あんな風にしたい」というご相談を重ね、その都度担当者の方が「それならこうしましょう」という風に親身になってあれこれ考えてくださり、改良を重ねてくださいました。担当者の方なしでは、今のように楽しく、何度でも見たくなるメニューを実現することはできなかったと思います。

今後、「MAXNAVI neo」をどのように活用していきたいと思っていますか?

今考えているのは、メニューに動画を差し込むことです。“圧倒的手作り感”をメニューから感じていただけるように、例えばキッチンでスタッフが調理している様子などをお客さまにお見せできたらいいなと。

動画だけでなく、その他にもお客さまに喜んでいただける取り組みに積極的に挑戦していきたいですね。ベビーフェイスプラネッツは店舗が違えば、いらっしゃるお客さまももちろん異なります。なので、今後はそれぞれの店舗が個性のあるメニューを提供していけるようになれたらと思っています。

ベビーフェイスプラネッツ様の新しい取り組みや、今後の展望について教えてください。

来年春には、ジャカルタに初めての海外店舗を出そうと思っています。国内に関しては、200店舗を目指して引き続き展開をしていきます。とはいえ一気に増やすのではなく、ゆっくりと確実に、お客さまに喜んでいただけるお店だけを増やしていけたらと考えています。


人手不足や材料費高騰、増税など、飲食業界全体に降りかかるさまざまな課題もありますが、「MAXNAVI neo」をはじめとしたITサービスや製品によって解決できることはたくさんあると思っています。これからもアルメックスさんの力を借りながら、お客さまの毎日がハレの日になるような時間を提供していけたらいいですね。