どこまでもシンプルさを追求し、スタッフにはゆとりを、お客さまには笑顔を。

どこまでもシンプルさを追求し、スタッフにはゆとりを、お客さまには笑顔を。

ワシントンホテル株式会社 R&Bホテル事業部 副事業部長 国友 慎吾 様

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R&Bホテル京都四条河原町様について

R&Bホテル京都四条河原町様についてお聞かせください

R&Bホテルは、お部屋と朝食という二つのサービスに特化したホテルです。これらのサービスをリーズナブルなお値段でご提供したいという思いで、20年近く運営してきました。今回3月末にオープンした当ホテルも基本的にはその思いは同じで、シンプルで使い勝手の良いホテルとなっております。
また、スタッフが覚えることを極力少なくし、オペレーションをなるべく統一することで、ゆとりが生まれる働きやすい職場でありたい、との思いがあります。

R&Bホテル京都四条河原町様はどのようなお客さまが多いのでしょうか?

R&Bホテル全体で見ると、平日はほとんどがビジネス利用のお客さまです。週末は観光などで利用される方が多くなりますが、当ホテルは四条河原町という土地柄、平日でも観光利用のお客さまが多く宿泊されています。

京都四条河原町ならではの特徴をお聞かせください。

四条河原町という場所はみなさんご存知の通り、京都を代表する観光地であり繁華街です。この場所に馴染むようにエントランスなどの内装に朱色を使い、和の雰囲気を演出しています。
その他には、チェックイン前やチェックイン後に簡単に荷物を預けることができる「バゲッジポート」というシステムも取り入れています。カウンターに預けなくてもいつでも荷物を預けられるようになっていて、解錠する時のキーはお客さまが普段お持ちの交通系ICカードが利用でき、お客さまご自身で気軽にお使いいただけます。

スタッフの方々は女性が多いようですが、R&Bホテル様ならではのこだわりがあるのでしょうか?

そうですね。R&Bホテル事業部の全従業員の中で、男性スタッフは5%ほど。実際にお客さまと接しているスタッフは、ほぼ女性です。女性のスタッフはみなさん細かなところまで気遣いが行き届き、設備の維持管理もしっかりとやってくれます。それに何と言っても、お客さまへのゆとりのあるやわらかな応対ができる。これが、すばらしいですよね。そんなところがR&Bホテルの特徴であり、サービスの一つとして打ち出していけたらと思っています。

アルメックスの自動精算機について

アルメックスのフロントシステム導入のきかっけについてお聞かせください。

約20年前、R&Bホテルの1号店にアルメックスさんの自動精算機とホテル管理システムを導入したことからお付き合いが始まりました。というのも、当時はこのような業態のホテルが珍しかった時代。過度なサービスは行わず、極力シンプルなホテルを開きたい、そう考えた時にアルメックスさんのシステムは私たちにとって必要不可欠でした。私たちのホテルは、全てアルメックスさんのシステムをフル活用した運営を行っています。

アルメックスのフロントシステム導入の効果についてお聞かせください。

私自身、以前は自動精算機を導入していないホテルでスタッフとして勤務したことがありましたが、その頃のことを思い出すと、自動精算機のありがたさが身にしみますね。当時は、お客さまがいらっしゃらない間にいかにお金の集計をするかという、ある種職人技のようなものが求められましたが、アルメックスさんの自動精算機があればそのような手間は必要ありません。基本的にお金に触れることがないので、スタッフの精神的負担もかなり少なくなったのではと思っています。

アルメックス以外のフロントシステムを検討されたことはございますか?

他の会社の営業担当者からお話を聞くことは何度かありました。ただ、どの会社もシステムの多機能性をアピールされるんですね。「この機能があると、こんなことができますよ、あんなこともできますよ」というお話を聞けば聞くほど、スタッフのことを考えた時、これは新人のスタッフが覚えるのに大変だろうな、と考えてしまいました。
その一方でアルメックスさんは、R&Bホテルの根本的な考えである「どこまでもシンプルに」という思いをきちんと汲み取ってくださり、100%以上の期待に応えてくれるので、この先もR&Bホテルにとってアルメックスさんの存在は大きいと思います。

「100%以上の期待に応えてくれる」とは、どのようなところでしょうか?

ホテル管理システムの「Wincal」は、もともとシンプルで操作がしやすいところが特徴だと思いますが、R&Bホテルではさらに機能をしぼって使わせていただいています。
例えばですが、パソコンの画面上に1番から5番までのボタンが並んでいる場合に、2番と4番を業務上使うことがないとしますよね。そうなった場合、私たちはアルメックスさんに相談して、2番と4番をあえて画面から外してもらい、使えないようにしてしまうんです。わざわざ外す必要はないんじゃないか、と思われるかもしれませんが、画面に使わないボタンがあることが特に新人スタッフにとってストレスになることもあります。そうならないように極力シンプルに使いやすいようにしたい、そんな思いをいつもアルメックスさんは誰よりもわかってくれて、相談に乗ってくれるんです。

アルメックスのサポート体制についてお聞かせください

アルメックスさんは、サポート体制がまた素晴らしい。他のホテルさんに「サポート体制がすごいんですよ!」と私が直接言いにいってもいいくらいです。最近では、24時間体制で電話応対してくれるというサービスは他社でも当たり前になってきていると思います。アルメックスさんのすごいところはそこではなく、法人担当の方が電話で対応してくれた後、各支店の担当の方の動きが早いところです。緊急事態があったとしても、近くの支店の方が対応してくださるので安心ですね。

今回、新たにセルフチェックインシステムを導入された経緯についてお聞かせください。

オペレーションをシンプルに簡略化することで、少ないスタッフでもこれまでは運営することができましたが、この先スタッフの確保はより難しくなっていくと思っています。そう考えた時、アルメックスさんのセルフチェックインシステムはきっと手助けになってくれるだろうと感じたので、導入を決めました。
今はまだ従来の自動精算機と同じように支払い機能だけを使っていますが、今後はこのセルフチェックインシステム1台でお客さまのチェックインから支払い、チェックアウトまで済むようになればと考えています。

セルフチェックインに関し、今後アルメックスに期待することをお聞かせください。

今回導入したセルフチェックインシステムにはQRコードを読み取る機能があるので、QRコードでのチェックインやQRコード決済を積極的に進めていきたいと思っています。
既に「WeChat Pay」や「ALIPAY」を導入していますが、ビジネス利用の方が多いので、今後は「LINE Pay」や「Pay Pay」など国内のお客さまが使っているQR決済サービスも使えるようになるといいなと思っています。

今後、取り組んでいきたい新たな試みをお聞かせください。

ワシントンホテルが運営する「宿泊ネット」というホテル予約サービスがあります。私たちのホテルのお客さまは、このサービスの会員さんが約3割を占めます。まずは、この「宿泊ネット」から予約してくださった3割のお客さまが、QRコードをセルフチェックインシステムにかざすだけでチェックインが完了する、という流れをつくりたいですね。こちらは、なんとか1年以内くらいに実現できればと思っています。

今後について

R&Bホテル京都四条河原町様の今後の展望をお聞かせください。

アルメックスさんのホテル管理システムとセルフチェックインシステム、さらにワシントンホテルが運営するホテル予約システム「 宿泊ネット」の予約アプリを連携することで、今後ますます便利になると考えています。今は他社のアプリを活用していますが、アルメックスさんがこのような予約アプリを開発してくれたら、当ホテルではぜひ導入を検討したいですね。
そして、スタッフにも還元していきたいですね。女性がもっと働きやすい職場づくりを目指していきたい。「R&Bホテルで働きたい。R&Bホテルで働くっていいな」と女性のみなさんに思っていただける職場環境を築き上げていきたいと思っています。

編集後記

制作部のスタッフが、R&Bホテル京都四条河原町様に泊まってきました!

インタビューさせていただく前に、制作部のスタッフが宿泊しました。

この日は少し遅い時間に到着しましたが、カウンターにはやさしい笑顔の女性スタッフさんが。疲れも一気に吹き飛びます!

今回はレディースプランを予約したので、フェイスパックやボディ用のパウダーシートなど、好きなアメニティーを二つ選べる特典付きでした。女性には嬉しいサービスですね。

スタッフの方の宿泊に関する案内が終わると、アルメックスのチェックイン機でお支払い。画面が大きく、サクサクと画面が動くので、わかりやすくストレスフリー。支払いはあっという間でした。

お部屋に入ると、自動的にテレビ画面が点いて、BGMが流れるとともにホテルの利用案内が表示されます。お部屋に入ったらとにかくテレビを点けたい、音が欲しいという方も多いと思うので、これもいいサービスですね!

肝心なお部屋は、コンパクトでありながら、白がメインのスタイリッシュな空間でした。ベッドの横にはスツールもあって、ちょっとしたパソコン作業をする時や、鏡の前でお化粧をする時にも便利そうです。

ちょっと外に出てみようということで、夜の街へ。スタッフの方にいくつか教えてもらった飲食店を目指してホテルの裏手へと出掛けましたが、「これぞ、京都!」という雰囲気のいい道のりには素敵なお店がいっぱい!

さらに少し歩くと鴨川沿いに出ることができ、そこで遅い夕食をいただきました。この辺り、ちょっとしたお散歩にぴったりです。

翌朝は、早起きして1階の朝食コーナーへ。ここでは、コーヒーやお茶と一緒にパン、ゆで卵、スープが3種類味わうことができます。実はここのパン、すべてホテル内で焼いているからいつでも焼きたてが食べられるんです!サクッとした食感がおいしいクロワッサンやお惣菜パン、甘いパンまで勢ぞろい。
スタッフが一番気に入ったのは、「ほうじ茶カフェ」というまるで和菓子のようなパンです。老舗のお茶屋さんの宇治茶を使っているパンを食べて、気分も上がりました!

先に宿泊費の支払いを済ませているので、チェックアウトの際には、カードキーを専用の箱に入れるだけ。チェックアウトに時間をとられることもないので、時間のない朝には一番嬉しいですね。

R&Bホテル京都四条河原町のみなさん、この度は素敵な時間をありがとうございました!ぜひまた、宿泊させていただきますね。

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